入賞作品を手に笑顔を見せる宮本さん=東京都内

金沢の宮本さん、3年連続入賞 陶芸に装飾「キルンアート」

2018/12/07 01:50

 手工芸の指導者を育成する日本キルンアート協会(東京)の第6回コンクールで、磁器装飾技術「ポーセラーツ」のサロン「mii」を自宅で営む宮本愛美さん(36)=金沢市新保本3丁目=の作品が3年連続で入賞した。県内では初めてで、宮本さんは「初回から出品してきて一番思い入れのある作品になった」と喜んでいる。

 

 キルンアートは専用の電気炉(キルン)で焼成する陶芸作品で、手描きや転写などさまざまな装飾を楽しむ。コンクールには「Anniversary~私の○周年~」をテーマに、全国の愛好者が絵付けを施したティーセットなど約300点を寄せ、デザイン力や装飾の技術を競った。

 

 宮本さんは6部門の中から手描き部門に出品した。西洋絵付けの技法を使い、直径約20センチのプレートに自身の結婚10周年をテーマにしたイラストを描いた。8歳の長男に見立てた天使をあしらい、立体感を出すために10回以上焼成を重ねたという。

 

 初回からコンクールに出品を続けてきた宮本さんは、2016年に北陸で初となる佳作を受賞した。昨年にも九谷焼の伝統的な絵付技法である赤絵細描(さいびょう)を用いた作品で佳作を受賞し、今年で3回目の入賞となった。

 

 宮本さんは「長年絵付けをやってきたのは家族の理解があったから。感謝の気持ちを込めて作った作品が評価されてうれしい」と話した。