国名勝・天然記念物に指定されている曽々木海岸。窓岩は地元のシンボルとなっている=輪島市町野町曽々木

輪島・曽々木に観光大使 歌手・水城なつみさん ご当地ソングが縁

2018/11/08 01:50

 輪島市町野地区の曽々木観光協会は10日、歌手の水(みず)城(き)なつみさんを「窓岩」などがある国名勝・天然記念物、曽々木海岸の観光大使第1号に委嘱する。水城さんは3年前に楽曲「曽々木海岸」を発表しており、10日に曽々木で開く歌謡ショー(北國新聞後援)で委嘱状を受ける。大使の任期は設けず、地元では「ご当地ソング」による周知や観光客増を願って応援を続ける。

 

 観光大使は、水城さんが所属するキングレコードの歌謡講師が今年の能登立国1300年を記念して、曽々木観光協会に呼び掛けたことがきっかけとなった。

 

 水城さんは茨城県つくば市出身で、2012年にキングレコード歌謡文化アカデミーの歌謡選手権で高校生ながらグランドチャンピオンに輝いた。3枚目シングル「曽々木海岸」は、失恋を癒やすために髪を切り、曽々木海岸を旅する女性の心を歌っている。

 

 歌詞には「荒磯(ありそ)に舞い散る波の花」と奥能登の冬の風物詩である波の花が登場し、「かすむ窓岩 面影揺れて」「垂水(たるみ)の滝の水飛沫(しぶき)」など曽々木海岸の景勝地が織り込まれている。

 

 曽々木観光協会は10日午後1時から、水城さんの歌謡ショーを輪島市町野町曽々木の市ふるさと体験実習館で開き、観光大使の委嘱状を交付して、たすきを掛ける。地元を挙げて応援するため曽々木自治会が共催し、入場無料とする。

 

 曽々木海岸は1957(昭和32)年公開の映画「忘却の花びら」のロケ地として当時、能登ブームを巻き起こした。市観光課によると、近年の曽々木での宿泊者数は2003年までは6千人前後で推移したが、15年以降は千人台に減っている。

 

 実行委員会の担当者は「曲名が『曽々木海岸』であった縁を大切にしたい。水城さんには素晴らしい歌唱力で、曽々木の魅力をこれからも全国に発信してほしい」と期待を込めた。