「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭」で演奏されるステッセルのピアノ=金沢学院大

ステッセルのピアノ、来春の楽都音楽祭に登場

2018/10/16 01:46

 来年4月に金沢市などで開幕する「いしかわ・金沢風と緑の楽都(がくと)音楽祭」(北國新聞社特別協力)で、金沢学院大が所蔵する「ステッセルのピアノ」が使用されることが15日決まった。日露戦争後にロシアのステッセル将軍が乃木(のぎ)希(まれ)典(すけ)大将に贈ったとされるピアノで、演奏は7年ぶり。伝説の楽器でチャイコフスキーの名曲などを披露する。

 

 音楽祭は「春待つ北ヨーロッパからの息吹」をテーマに、シベリウスやグリーグら「北の巨匠」の名曲が世界的に活躍する楽団やアーティストにより演奏される。スウェーデンのエーテボリ歌劇場管弦楽団、台湾国家交響楽団が出演するほか、バイオリニストのギドン・クレーメル氏(ラトビア)が演奏と映像を組み合わせたパフォーマンスを国内初披露する。

 

 オーケストラ・アンサンブル金沢や地元音楽家も出演し、市民参加企画、伝統芸能の魅力を伝える演目も行われる。

 

 15日、金沢市の県立音楽堂で開かれた実行委員会では前田利祐会長(前田家18代当主)が「天皇陛下退位と新天皇即位を祝う曲目も加えたい」と述べた。音楽祭は来年4月28日~5月5日、同音楽堂や北國新聞赤羽ホールなど北陸三県で約170公演を予定する。