動画の撮影に臨む明覚上人顕彰会のメンバー=加賀市山代温泉の薬王院温泉寺

あいうえおの里踊ってPR 加賀JCが動画制作 20団体参加、発祥の地で撮影

2018/10/11 01:50

 「あいうえお発祥の地」とされる加賀市山代温泉と加賀温泉郷をPRしようと、加賀青年会議所(JC)は10日、市民参加型の動画撮影を始めた。五十音図の原型を作った平安時代の僧・明覚(みょうかく)ゆかりの薬王院温泉寺を皮切りに、市内各所で20団体約300人が軽快なダンスを披露する。音楽には、人気ボーカルグループ「GReeeeN」の楽曲「あいうえおんがく」の使用許諾を得ており、来月に動画サイトで公開して幅広い層に浸透を図る。

 

 動画制作は8月に持ち上がり、加賀JCのメンバーが「あいうえおんがく」のダンス動画をインターネット上で見つけたのがきっかけだった。動画は、リズムに乗せて五十音をなぞりながら外国人ダンサーやアニメキャラクターが踊りを繰り広げ、再生回数は3千万回を超えている。

 

 加賀JCが楽曲を管理するユニバーサルミュージック(東京)に交渉し、正式な使用許可を得て、「加賀温泉郷あいうえおんがく」の動画制作に乗り出した。

 

 動画は「地域のアイデンティティーを育もう」がテーマで、「五十音図発祥の地」に誇りを持とうと地元の子供からお年寄りまで幅広い層を踊り手に選んだ。

 

 10日は、明覚が住職を務めた薬王院温泉寺の境内で、明覚上人顕彰会のメンバー10人が撮影に臨んだ。事務局の納谷典子さん(65)は「まだ地元でも明覚を知らない人が多く、動画をきっかけに若い世代にも関心を持ってもらいたい」と期待を込める。

 

 今後も山代温泉をはじめ各地でロケを行い、園児や児童生徒、青年団、漁師、山代大田楽やYOSAKOIソーランの踊り手などが出演する。21日午前10時から市中央公園でフィナーレの場面を撮影予定で、参加者を広く募集している。

 

 加賀JC会員開発委員会の上野優介委員長(31)は「誰もが知る『あいうえお』で市民がつながり、地元に愛着を持ってほしい。動画を見た人が加賀に足を運ぶきっかけにもなればうれしい」と話している。