新校名に「蒼波」「犀桜」の2案 金沢・新竪町、菊川町小統合 16日に協議会

2018/10/04 02:12

 金沢市新竪町、菊川町両小が統合し、来年4月に開校する小学校の名称に「蒼波(あおなみ)」「犀桜(さいおう)」の2案が浮上していることが3日、分かった。いずれも地域を流れる犀川にちなみ、両校に関係のある文豪室生犀星の詩の一節や、川沿いの桜並木を由来とする。16日に両校下関係者らによる統合協議会で、最終的な話し合いをする予定で、新たな校名を基に校歌や校章を作成し、開校に向けた環境整備を急ぐ。

 

 協議会によると、「蒼波」は犀星が犀川を詠んだ詩にある「蒼き波たたへたり」から取った。犀星は現在の幸町に住み、妻が新竪町小で教員を務めていた。さらに菊川町小の校歌を作詞しており、両校に共通点がある。

 

 「犀桜」は犀川河川敷に毎年、咲き誇る桜の花びらに同じ形が一つとしてないように、児童一人一人の個性が集まって無限の可能性を秘めた力を発揮し、新たな歴史をつくってほしいとの思いが込められている。

 

 統合を巡る課題は両校下の町会連合会、公民館、PTA、両校長らでつくる協議会で7月から議論している。新しい校名については、住民や市教委が提案した10案の中から各校下で議論して2案を選んだ。

 

 協議会は16日の会合でいずれかを選定するか、まとまらない場合は両案併記のまま、最終決定権を持つ市に結論を提出する方針。市は今秋中に決める予定で、「地元の判断は大事にしたい」とした上で、2案以外の名称にも可能性はあるとした。

 

 協議会の甚田和幸会長(新竪町校下町会連合会長)は「時代が変わっても住民に末永く愛される名称になってほしい」と話した。