九谷の名作、資料館に投影 10月6~8日にプロジェクションマッピング

2018/09/14 02:09

 能美市九谷焼資料館は19日からの企画展の一環として、九谷焼の名作などの映像で同館外観を彩るプロジェクションマッピングを初めて行う。実施期間は10月6~8日で、ジャパンクタニとして欧州を沸かせた絢爛(けんらん)豪華な装飾美で秋の夜を飾り、九谷の魅力を発信する。

 

 プロジェクションマッピングは同資料館企画展「九谷焼とオープンデータとウルトラアート」(北國新聞社後援)のイベントの一つとして実施される。芸術による地域振興を目指す市の「ウルトラアート事業」統括ディレクター北野道規さん(58)=同市佐野町=が手掛ける。3日間とも午後6時から約1時間繰り広げる。

 

 北野さんは活動の一つとして、伝統工芸を身近な存在にするため、作者や所有者の了解を得て、ホームページ上に九谷焼の画像データ300点を公開しており、今回その一部をプロジェクションマッピングに使用する。

 

 映像には、江戸から明治期の能美地域で活躍した、陶工斎田道開(さいだどうかい)の「赤絵細書図徳利」や九谷庄三(しょうざ)の「赤絵雲龍図輪花鉢」「色絵草花人物図盤」などの作品が登場する。

 

 企画展ではリニューアルしたロビーギャラリーで、2013年からのウルトラアート事業での作品や、オープンデータ化で生まれた商品などをパネルや映像で紹介する。30日にはシンポジウムも開く。10月14日まで。

 

 北野さんは「九谷焼は知られているようでまだまだ知られていない。プロジェクションマッピングという新しい発信手法で、九谷の魅力を再発見し、関心を高めてもらう機会にしたい」と話した。