高階暮らしの魅力を語り合う玉置さん(右)と任田さん=七尾市池崎町

夏の高階、若者いっぱい 七尾、移住体験ハウスで活性化

2018/07/27 02:28

 七尾市高階地区の移住希望者を受け入れる体験ハウスの利用第1号となった20代男性が26日までに、同地区へ引っ越した。ハウスを運営するたかしな地区活性化協議会は、体験事業に手応えをつかみ、さらなる移住者を呼び込もうと意気込む。ハウスは8月、金沢工大生の協力でより住みよく改修され、インターンの県外学生の拠点となることも決まった。同協議会は若者の力を生かした一層の魅力発信に期待している。

 

 協議会は七尾市池崎町にある古い空き家を、移住体験ハウスとし、今年5月に運営を開始した。最初の利用者は、昨年4月に就職で七尾市街地に移り住んだ岡山県出身の会社員、玉置陽一さん(27)。より自然豊かな環境を求めて1カ月半、高階で「お試し移住」を体験した。

 

 協議会の宮崎吉春会長や同地区で活動する地域おこし協力隊の任田和真さんらの紹介で近隣住民らと交流し、「地元の人は温かく、信頼できると感じた」と移住を決心した。6月中旬からハウス近くの空き家で高階の暮らしを楽しんでいる。

 

 移住体験ハウスには現在、2人目が入居しており、宮崎会長は「地元の人には当たり前過ぎて気付きにくい高階の魅力を感じとり、移住を検討してくれればうれしい」と話した。

 

 ハウスは8月9~12日、金沢工大生がつくる「Toiro・プロジェクト」の一環として壁や戸などが改修される予定で、学生40人が駆け付ける。

 

 このほか、同6日から約1カ月間、県外の大学生2人がハウスに滞在する。協議会が製作を進めている地域情報誌作りに参加し、住民に聞き取りを行う。任田さんは「『学生がこんなに来るのは初めてだ』という声を聞く。若者の力を借りて、地域に活気を呼び込みたい」と意欲を語った。