マークの普及に向けて今後の活動を話し合う堤准教授(右)と学生=金大角間キャンパス

「手助けします」マーク普及へ団体 県内大学の学生有志

2018/06/04 02:22

 金大、金沢星稜大、北陸大の学生有志らが、手助けを必要とする人に自ら協力の意思を表示する共通マーク「マゼンタ・スター」を普及しようと、団体「エンパワー金沢」を発足させた。マークのバッジやステッカーを身に着けることで、手助けを求める人が気軽に声を掛けられる仕組みをつくる。昨年9月に東大生が始めた活動の「石川版」となる北陸初の試みで、マークの周知を図り、支え合う社会づくりを目指す。

 

 プロジェクトは、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の10番目に当たる「人や国の不平等をなくそう」を重視し、「協力が必要ならば声を掛けて」という気持ちを示していく運動となる。「エンパワー金沢」は金大国際機構の堤敦朗准教授が指揮を執り、学生9人が活動していく。

 

 共通マークは、10番目の目標の象徴として配色されている「マゼンタピンク」を背景に、17角形の枠の中に星を描いたデザインとなっている。障害者や高齢者、妊婦、体調の悪い人ら手助けを必要とする人が、マークを身に着けた人に気軽に声を掛け、協力を求めるきっかけにする。

 

 手助けを必要とする人にはマタニティーマークや障害者標識などがあるのに対し、協力者を示すマークがなかったことから、東大生を中心とする有志が昨年9月に取り組みをスタートさせた。東大生の活動に協力していた堤准教授が石川県内でも普及させようと、金大の学生や、自ら携わる「いしかわ国連スタディビジットプログラム」の参加学生に声を掛けた。

 

 エンパワー金沢は5月に発足し、今月から本格的な活動をスタートさせる。県内のイベントでバッジやステッカーを配布し、東京のメンバーとグッズを考案してマークの普及に努める。