北陸新幹線は冬場の利用が好調に推移し、3年目の利用者数が前年と横ばいだった=2月、津幡町内

北陸新幹線、3年目も好調 利用者横ばい、冬は最多

2018/03/06 02:23

 JR西日本は5日、北陸新幹線金沢開業3年目(2017年3月14日~18年2月28日)の利用者数が前年同期から横ばいの827万6千人だったと発表した。開業前の在来線特急との比較で約2・7倍という高水準を維持し、累計で2600万人を突破した。訪日外国人旅行客らによる堅調な観光需要を背景に、雪に強い特性で12月以降の3カ月は単月で1、2年目を上回り続けた。

 

 JR西は新潟県内の上越妙高-糸魚川を乗客数推移の指標にしている。金沢開業1年目(15年3月14日~16年3月13日)は開業前の在来線時から約3倍に増え、2年目は前年同期比7%減だった。3年目の18年2月末までは前年同月比96~106%で推移し、累計は前年同期比0・2%(1万9千人)の減少にとどまった。

 

 3年目の利用を月別にみると、3月(14~31日)が前年同期比1%増、8月が増減なしで、4~7月、9~10月が前年を下回った。その後、11月3%増、12月2%増、1月4%増、2月6%増と4カ月連続で前年実績を上回った。年間で最大の伸び率だった2月は、大雪で航空便の欠航や在来線の運休が相次ぐ中、新幹線の運休は2本のみだった。

 

 JR西金沢支社は、12月以降は降雪時もダイヤが乱れにくいという認識が広まったため利用が伸びたとみている。北陸の冬の味覚をアピールするキャンペーンの効果もあり、同支社の広報担当者は「3年目も2年目と同水準を目指していた。引き続き多くの利用をいただいている」と話した。

 

 好調な利用が続いていることについて、石川県の吉住秀夫企画振興部長は「3年目も開業効果が持続している。今後は文化や食など、石川の魅力に磨きをかけ続けることが重要になる」と語った。