約20年ぶりに大規模補修される犀川大橋=2016年4月、金沢市野町1丁目

犀川大橋を大規模補修 20年ぶり、長寿命化へ着工

2018/02/01 01:51

 国土交通省金沢河川国道事務所は、金沢市の犀川大橋で約20年ぶりとなる大規模補修工事に着手した。大正期に建造されてから100年近くが経過し、鉄橋としては国内有数の「長寿橋」で、腐食した部材を取り換えるなどさらなる長寿命化を図る。7月までの完了を目指す。

 

 犀川大橋は全長約60メートル、幅約20メートルで、1924(大正13)年の完成から今年で94年を迎える。金沢河川国道事務所が2016年度に実施した点検で早急に補修が必要な損傷箇所が見つかったことを受け、17年度から工事に取り掛かった。

 

 具体的には、大型車が通行すると揺れが生じているため、伸縮装置と呼ばれる橋と道路をつなぐ部品を交換したり、腐食が確認された橋桁の一部を取り換えたりする。春からは夜間を中心に車両の通行を規制する予定。工事費は1億4580万円となる。

 

 犀川大橋は2000年に国有形文化財に指定され、昨年4月からは通年でライトアップされるなど地域のシンボルとなっている。大掛かりな工事は1993~94年度に実施した歩道拡幅工事以来で、担当者は「末永く使ってもらえるよう維持管理に努めたい」と話している。