駅舎の建設工事が始まった北陸新幹線小松駅=9日午前9時55分、小松市八日市町地方

新幹線小松駅が着工 南越駅も、22年夏に完成予定

2020/11/09 14:14

 2023年春の北陸新幹線金沢-敦賀開業に向け、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は9日、小松市八日市町地(じ)方(かた)で小松駅の駅舎工事を開始した。駅舎は雪をいただいた白山の雄大さを表現した外観を採用しており、22年夏の完成を予定する。

 

 屋根を支える柱の設置を開始し、クレーンでつり上げた長さ11メートル、重さ5トンの鉄骨を金沢方面の端に建てた。はりの設置も進め、長さ16メートル、重さ3・8トンの鉄骨をクレーンでつり上げて高架上の台車に載せ、設置場所へ運んだ。

 

 小松駅は全長312メートルで在来線の小松駅に隣接する。コンコースや待合室、駅務室などが入る本体部分は広さ約2280平方メートル、上屋は広さ約6620平方メートル。外観は銀灰色のパネルを使って雪の白山を表現し、内装は九谷焼の陶板や小松瓦を柱の装飾にあしらう。工事費は57億円となる。

 

 鉄道・運輸機構の麻生望小松鉄道建築建設所長は「地元に愛される駅を目指して無事故で工事を進めたい」と話した。

 

 9日は南越駅(仮称・越前市)の駅舎工事も始まった。福井県内の新幹線4駅では福井駅に次いで2番目の着工で、22年夏ごろの完成を予定する。

 

 南越駅は、北陸自動車道武生IC(インターチェンジ)近くの越前市大屋町に建設される。駅舎は全長312メートルで本体部分は約2650平方メートル、上屋は約9830平方メートル。駅舎の外観デザインはコウノトリをモチーフに白と黒を使い羽ばたく姿をイメージしている。

 

 北陸新幹線の延伸区間では加賀温泉駅も着工しており、今月中旬には芦原温泉駅も工事に入る。残る敦賀駅の着工時期は未定。