包括連携協定を結び、協定書を示す(左から)大橋コマツ会長、谷本知事、笠原早大副総長=2日午前10時35分、石川県庁

石川から先端技術人材を 石川県、コマツ、早大が協定締結

2020/09/02 14:01

 石川県、コマツ、早大は2日、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)の先端技術をものづくりに生かす人材の育成に向け、包括連携協定を締結した。14日に早大を代表校とするスクールを東京以外で初めて金沢市内で開講し、県内企業の技術力や競争力の強化を目指す。

 

 県庁で締結式が行われ、谷本正憲知事、大橋徹二コマツ会長、笠原博徳早大副総長が協定書を取り交わした。谷本知事はあいさつで「製品の付加価値を高めることが企業の競争力強化に不可欠だ。高度技術人材が石川の地から生まれ、石川の産業の活力向上につながってほしい」と期待した。

 

 大橋会長はコマツ創業者の竹内明太郎が早大理工科(現在の理工学術院)の創設に関わったことを紹介し「石川が日本や世界の先進拠点となるようお手伝いしていきたい」と述べた。笠原副総長は人口減少で日本の競争力が落ちることを指摘し「産官学が力を合わせて乗り越えていく必要がある」と強調した。

 

 金沢市内で開講する「スマートエスイーIoT/AI石川スクール」は早大が代表校を務める社会人教育事業「スマートエスイー」の地方初展開となる。同事業の代表者である早大理工学術院の鷲崎弘宜教授ら第一線の研究者が、県内企業の技術者向けにプログラミングやIoT、AIに関する研修を行う。

 

 2日午後には機械や繊維、食品、ITの県内企業、スマートエスイーに参加する北陸先端科技大学院大を加えて、スクールを運営するコンソーシアムの設立会議を開く。