国立工芸館裏にお目見えした橋本さんの作品=30日午前10時35分、金沢市出羽町

緑地に金工の植物 金沢・国立工芸館裏 10月開館へ準備着々

2020/07/30 14:24

 金沢市の国立工芸館裏の緑地に30日、つるを伸ばして成長する植物をイメージした金工作品がお目見えした。東京の工芸館に設置されていた作品を金沢に移した。館内への作品搬入も始まり、10月の開館に向けた準備が進んでいる。

 

 緑地に置かれたのは、鍛金(たんきん)造形家橋本真之さん(72)=埼玉県=の作品「果樹園~果実の中の木(こ)もれ陽(び)、木もれ陽の中の果実」。運搬業者が銅製の作品をつり上げ、橋本さんの指示に従って設置した。

 

 国立工芸館は、日本の工芸の全貌を鑑賞できる日本海側初となる国立美術館で、10月24日の開館で調整が進められている。建物は、明治時代に建てられた旧陸軍の第九師団司令部庁舎と金沢偕行社(かいこうしゃ)を移築、一部を復元した。橋本さんは「日本工芸の歴史を発信できる施設だ」と述べ、開館を心待ちにした。

 

 30日の石川県内は曇りで、日が差す所もあった。正午までの最高気温は、金沢30・0度、輪島27・3度と平年を1~3度ほど下回った。