完成したばかりの鼠多門・鼠多門橋を写真に収める内見会参加者=17日午前11時15分、金沢市丸の内

鼠多門・橋が完成 城下町金沢の新名所に

2020/07/17 15:14

 金沢城公園で復元整備が進められていた鼠多門(ねずみたもん)・鼠多門橋が完成し、17日、報道や観光業界の関係者を対象に内見会が開かれた。門は国内の城郭建築として唯一の特徴である、黒漆喰(くろじっくい)の海鼠(なまこ)壁(かべ)が再現され、公園と尾山神社を結ぶ橋とともに、城下町金沢の風景に新たな魅力が加わった。18日午後1時に一般供用が始まる。

 

 鼠多門は木造2階建ての櫓(やぐら)門で、江戸初期に建造された玉泉院丸と金谷出丸(かなやでまる)(現尾山神社境内)を行き来する際の出入り口として機能したが、1884(明治17)年に焼失した。石川県は2014年から埋蔵文化財調査を行い、18年6月に着工した。

 

 門には左右の石垣に挟まれるように高さ約3メートルの門扉があり、その上に高さ約9メートル、幅約22メートル、奥行き約7メートルの櫓が建つ。城内最大規模の木橋だった鼠多門橋は長さ32・6メートル、幅4・3メートルで整備された。総事業費は約20億円となった。

 

 県は18日に鼠多門・鼠多門橋の完成式を行う。同日夜からは鼠多門・鼠多門橋や国立工芸館のライトアップを始める。