営業を再開した金沢百番街のあんとで買い物する客=21日午前10時50分、JR金沢駅構内

都心軸大型店そろう 金沢百番街が営業再開

2020/05/21 14:10

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、休業していたJR金沢駅構内の金沢百番街「あんと」「リント」「あんと西」が21日、約1カ月ぶりに営業を再開した。香林坊東急スクエア(金沢市)も同日再開。金沢駅から武蔵、香林坊・片町までの都心軸にある全ての大型商業施設で営業が始まり、関係者からは「これを機にまちに元気が戻ってほしい」と願う声が聞かれた。

 

 金沢百番街は石川県の緊急事態宣言を受け、4月16日から休業していた。開店直後から地元の家族連れらでにぎわい、スーツケースを持ったビジネスマンの姿もあった。

 

 栃木県で単身赴任する家族のために、ますずしを買いに来た自営業の佐藤康夫さん(77)=金沢市=は「連休中も帰省できなかった婿に何か送りたいと思って来た。金沢の玄関口がにぎわい、この明るさがもっともっと大きくなってほしい」と願った。

 

 テナントはレジにビニールのカーテンを設置したり、入場を制限したりして対応した。土産店「木倉や」の水越里美子店長(67)は「観光客が戻るにはまだ時間がかかりそうだが、しっかりとお客さんを迎えたい」と話した。

 

 約1カ月の休業期間中に閉店したテナントも一部あった。金沢百番街を運営する金沢ターミナル開発(金沢市)によると、次に入るテナントの調整は進んでいない。

 

 コロナが収まるまで、土産物がメインのあんとを中心に売り上げは厳しい見通しで、担当者は「新幹線開業後、利用客は観光客やインバウンドに偏っていた。地元の人にもっと使ってもらえるよう品ぞろえを見直していきたい」と語った。

 

 金沢百番街、香林坊東急スクエアともに当面の間、営業時間を短縮し、午前10時~午後7時とする。香林坊大和と金沢フォーラスは18日、めいてつ・エムザと片町きららは20日に営業を再開している。