10万円で競り落とされた石川県産ナシ「加賀しずく」=27日午前7時35分、金沢市中央卸売市場

「加賀しずく」過去最高額

2019/08/27 14:04

 石川県産ナシ「加賀しずく」の初競りは27日、金沢市中央卸売市場で行われた。競りにかけられた490箱2450キロのうち、最高等級「プレミアム」の1箱(6個入り、5キロ)に10万円の値が付き、一昨年と並んで県内市場で取り扱ったナシの過去最高額となった。

 

 県が16年かけて開発した加賀しずくは、上品な甘さと滑らかな食感が特長。1個当たりの重さはナシの主力品種「幸水」の約1・5倍となる平均600グラムと大ぶりだ。今年は金沢、白山、加賀各市の農家102軒が生産し、9月中旬までに約20トンの出荷を見込んでいる。

 

 3段階ある等級区分のうち、プレミアムは糖度が13度以上で、大きさや形が十分整っていることが認定条件となる。この日は7個入りや8個入りなど計20箱が競りにかけられた。

 

 最高価格で落札された加賀しずくは、特別に用意されたきり箱に入れられて最後に登場し、金沢市の和菓子店「森八」が購入した。同社の森若晋也工場長は「あんみつの具として提供し、みずみずしい味わいで地元農産物をPRしたい」と話した。

 

 競りに先立ち、遠藤知庸県農林水産部長、瀬戸聖和加賀しずく研究会長があいさつした。