慰霊の黙とうをささげる参列者=午前10時33分、金沢市のいしかわ総合スポーツセンター

戦没者の冥福祈る

2019/08/02 13:49

 第68回石川県戦没者慰霊式は2日、金沢市のいしかわ総合スポーツセンターで行われ、約2200人が、明治維新から太平洋戦争までの県出身戦没者3万2838柱の冥福を祈った。令和の時代を迎えた今年も、戦没者のひ孫、やしゃごによる献花が行われ、戦争の記憶を引き継ぐ思いを新たにした。

 

 黙とうに続き、県遺族連合会副理事長の杉田隆一さん(81)=能美市=が祭壇に献水し、同市遺族会女性部副部長の佐々木敦子さん(81)と、10~17歳の若年遺族5人、谷本正憲知事らが順に献花した。

 

 式辞で谷本知事は「悲しい体験を風化させることなく後世に語り継ぎ、平和への新たな歩みを進めたい」と述べた。福村章県議会議長、県遺族連合会の今田勇雄理事長(79)が追悼の言葉をささげた。

 

 献花した寺井高2年の山邉愛夏さん(17)はフィリピンで戦死した曽祖父の森井徳次郎さん=当時(33)=を悼み「平和な世の中が続いていることへの感謝を告げられた」と語った。

 

 電源の故障で式が一時中断した。連合会主催の追悼法要も営まれた。