田の神を送り出す川口さん=9日午前10時5分、輪島市白米町

豊作祈り 田の神送る 奥能登各地であえのこと

2019/02/09 15:19

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている農耕儀礼「あえのこと」が9日、奥能登各地で行われ、伝承する各家庭が田の神を送り出し、今年1年の豊作と家内安全を祈った。

 

 あえのことは農家が12月に田の神を自宅に招き、翌年2月に送り出す農耕儀礼。輪島市白米(しろよね)町の公務員川口喜仙(よしのり)さん(54)方では、夫婦神を風呂や輪島塗の御膳に盛り付けたタイやおはぎなどでもてなした。

 

 引き続き、田の神とともに自宅隣の棚田に移動した川口さんは「今年も豊作となるようお願いします」と声を掛け、酒や米、塩をまいてくわ入れした。