5個で5万円の値が付いた加賀丸いもの「プレミアム」=10日午前6時7分、金沢市中央卸売市場

プレミアム5個5万円、加賀丸いも初競り 産地統一ロゴ披露

2017/11/10 15:53

 能美市と小松市で生産されている「加賀丸いも」の今季初競りが10日、金沢市中央卸売市場で行われ、南加賀地区丸いも生産協議会が新たに設定した最上級品「プレミアム」5個(3キロ)が5万円で競り落とされた。産地統一の共通ロゴと出荷箱も初披露され、生産者は国の地理的表示保護制度(GI)に昨年登録された加賀丸いもの知名度向上と販路拡大に期待を膨らませた。

 

 プレミアムはLサイズ(重さ450~600グラム)のうち、丸みを帯びて形が優れているものを「特秀・Lサイズ」として認定し、贈答市場向けに販売する。南加賀地区丸いも生産協議会によると、今季は加賀丸いも全体で約140トンの出荷を見込み、プレミアムの比率は2~3%という。

 

 この日競りに出されたプレミアム1セットは、金沢市のホテル日航金沢が購入した。前田伸也副総料理長は「加賀丸いもは生でも加熱してもおいしい。北陸新幹線開業後は地元の野菜に注目が集まっており、初のプレミアムを手に入れたかった」と話した。16日から30階レストラン「ラ・プラージュ」でコース料理の1品として提供する。

 

 通常のLサイズは5~6個入り(3キロ)10箱が競りに掛けられ、昨年より1割高い1箱4千円で競り落とされた。

 

 共通ロゴは、加賀丸いものシルエットを思わせる円の中に漢字の「丸」をデザインした。出荷箱は2種類あり、プレミアム用はチャコールグレー、通常用はベージュで、共通ロゴを記した。

 

 協議会は2013年、加賀丸いも生産100周年を機にJA根上、JA能美、JA小松市で設立した。昨年9月に国が地域ブランドとして保護するGIに登録されたことを受け、産地活性化へプレミアムを設定し、これまで各JAで異なっていた出荷箱のデザインを統一することにした。

 

 協議会の本忠儀会長は「産地が一丸となって加賀丸いもの商品価値を上げ、次の100年につなげたいる」と話した。