映像でちょうず鉢を表現した展示を楽しむ来場者=6日午前10時10分、金沢21世紀美術館

 体験型のデジタルアート展「NAKED meets 千利休」(北國新聞社など主催)は6日、金沢21世紀美術館で始まった。利休が形作った茶の湯の文化が最新のデジタル技術を駆使して表現され、来場者が「わびさび」と現代の美意識を融合した独自の世界観を堪能した。

 デジタルアートを手掛けるネイキッド(東京)が、歴史上の人物をアーティストとしてとらえ、現代の解釈を加えて表現する「NAKED meets(ネイキッド・ミーツ)」シリーズの第1弾となり、全国で初めて開催された。

 来場者は、利休が「浮世の外ノ道」とした茶庭を、プロジェクションマッピングで表現した「露地」で無数の光り輝く落ち葉に包まれた。円台に映像を映してちょうず鉢に見立てた「つくばい」では、水面に手をかざすと新たな映像が生まれる仕掛けを楽しんだ。

 茶道具の動きを読み取り、リアルタイムで光や音で表す「茶せん」や、金大附属小の児童と金色のごみを活用して創作した「黄金の茶室」も展示され、スマートフォンで撮影する若者も見られた。

 ネイキッドの村松亮太郎代表は「展示空間は間隔を空けられるように設計した。多くの人に足を運んでほしい」と話した。

 時間は午前10時~午後6時で、金、土曜は最終日を除き午前10時~午後8時。オンラインチケットは高校生以上1500円、小中学生800円で、土日祝は日時指定。会場販売は各100円増しとなる。9月3日まで。

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