可動式の座席で多彩なイベントに対応できるホール=氷見市芸術文化館

黒瓦と白漆喰の家がある氷見の街並みをイメージした外観

氷見産のスギを天井に敷設した2階ロビー

  ●市民待望10月オープン

 ホールは音響性能に優れた構造で、高い天井が広々とした印象を与える。800席のうち、496席は簡単に動かすことが可能で、コンサートや展覧会、パーティー、格闘技など多目的に活用できる。

 施設は鉄筋コンクリート造り地上4階建て。黒瓦や漆喰の白壁が美しい氷見の街並みをイメージした外観となっている。浸水対策としてホールなど主要施設は2、3階に配置したため、1階はピロティや駐車場の広い空間が創出された。

 2階はダンスやバレエにも対応するマルチスぺースや楽屋、1階は交流ラウンジ、交流工房がある。

 氷見市では本町にあった市民会館が耐震基準を満たさず使用できなくなり、その後取り壊された。大型のホールがない状態が続き、市外で発表会を余儀なくされる団体もあった。

 芸術文化館の整備を巡っては、スケジュール変更や、事業費の増額があったほか、工事現場から大量の地中埋設物が見つかり、市議会で論議を呼んできた。

 建設場所は国道160号と415号が交差する旧市民病院跡地2万4754平方メートル。5日は市議会や報道関係者に公開された。

 氷見市が中心市街地で建設していた芸術文化館が5日までに完成した。ホールは4種類の青色系座席800席が波を描くように並べられ、富山の海の中にいるような気分になる。ホールを囲むように2階建ての回廊と青空広場があり、開放的な空間が街に溶け込む。市民会館が2014年に使用中止になって以来、市民待望の施設で、市は10月8日のオープンに向けて準備を加速させる。

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