巣立ちが確認されたコウノトリのひな=志賀町(県提供)

 県は5日、志賀町で誕生した国特別天然記念物コウノトリのひな3羽のうち、2羽の巣立ちを確認したと発表した。県によると、ひなは親鳥に迫る大きさまで育っており、成育は順調だという。

 志賀町の職員が5日朝、巣を飛び立ち、別の場所に着地しているひなを確認した。2羽は巣のまわりで餌を探すなど活発に活動しており、もう1羽も間もなく巣立つとみられる。

 コウノトリのひなは6月に同町で誕生が確認された。ひなが県内の野外環境で生まれたのは、少なくとも野生の個体が日本で絶滅した1971(昭和46)年以降初めて。県は個体を識別する足環(あしわ)を装着して成長を見守っていた。

 巣立ったひなは1カ月ほど親鳥と行動を共にした後、他の場所に移動することが多いといい、担当者は「もうしばらくの期間、観察して見守りたい」と話した。

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