金沢マラソンへの当選が決まり、早速練習に励む向井さん=金沢市営陸上競技場

 10月30日に行われる第8回金沢マラソンの一般ランナーの抽選結果が24日公表され、当選したランナーが本番へ胸を高鳴らせた。新型コロナ下で2回目となる今年は昨年より定員が2千人増え、感染拡大前に近い規模となる。多くの大会が中止される中、出場切符を手にしたランナーは「走る舞台があるのが何よりうれしい」と声を弾ませ、大会の盛り上がりに期待した。

  ●向井さん、意気込み 大会公式ポスターに写真も

 金沢市富樫2丁目に住む金沢工大教授の向井宏明さん(57)は、2017年から連続となる5回目の参加が決まった。今大会の公式ポスターには、前回大会で走る自身の写真が使用されており「ポスターだけじゃなくて、ちゃんと参加できるのが決まって良かった」と笑顔を見せた。

 向井さんは大学2年の時からフルマラソンを始めたが、コロナ下では多くのレースが中止されるさみしさを味わった。「昨年も今年も、金沢で開催されること自体がすごくうれしい」と意気込んだ。

 長坂台校下の地域ランナー枠で当選した公務員中前裕佳さん(35)はアマチュアマラソンチーム「チーム金港堂」の一員で、4年ぶり2度目の出場。昨年は中止を見越してエントリーを見送ったため、念願の当選となった。長坂台校下は「最も高低差のある区間」とし「地元の声援を励みに頑張りたい」と話した。

 ペアエントリー枠で参加が決まった小将町の会社員猪坂順一郎さん(57)と妻のミキさん(54)は、夫婦そろっての出場を喜び合った。ミキさんは、知人から落選の報告が届いたとし「外れた人の分も頑張って走りたい」と語り、順一郎さんは「3時間半を切るタイムでゴールしたい」と意欲を見せた。

  ●倍率2・22倍

 第8回大会の定員は1万2千人。一般ランナーの抽選は、優先出場者718人を除く2万2908人が対象となり、倍率は2・22倍(昨年1・92倍)だった。

 参加料の納付は7月8日まで。県内在住者が対象のチャリティランナー枠(先着300人)や、県外在住者向けのふるさと納税ランナー枠(700人)は7月18日まで申し込みを受け付ける。

 金沢マラソンは県、金沢市、北國新聞社などで構成する組織委が主催する。

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