●5月、GW明け影響か 県内で新たに2件

 富山県内で、子ども関係の新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)の発生が相次いでいる。ゴールデンウイーク(GW)が終わり、学校などが再開したことが影響しているとみられ、19日も富山市内の保育施設と小学校で新たに確認された。県はワクチン接種の対象外である子どもから感染が一気に広がる可能性もあるとみて、注意を呼び掛けている。

 5月に確認されたクラスターは19日時点で17件となり、そのうち児童福祉施設や学校など子どもが関係するのは10件と約6割を占める。特に15日以降は連日、子ども関係のクラスターが公表されている。

 19日に確認されたクラスターでは、保育施設で園児6人、小学校で児童6人の陽性が判明した。全員が軽症で、いずれも学級閉鎖している。県内のクラスターの累計は278件となった。

 県の担当者は、子どもから保護者らへと家庭内で感染が拡大することが想定されると指摘した上で「周囲の大人がウイルスを持ち込まないよう対策を徹底し、子どもが体調不良を訴えた場合は登園、登校を控えてほしい」と話した。

  ●県内感染者数、前週を下回る

 富山県は19日、県内で207人が新型コロナに感染したと発表した。前週の同じ曜日を33人下回り、今月6日以来の前週比減となった。感染者の累計は3万5495人。

 新規感染者は小矢部市の80代男性が中等症で、残りは軽症か無症状。富山市が80人で最も多く、高岡市33人、魚津市24人、黒部市18人、射水市15人と続いた。年代別では30代が最多の43人で、20代39人、10代30人、10歳未満29人など。みなし陽性は4人だった。

 県内の入院は51人で、そのうち重症者1人は前日から変わらない。宿泊療養施設入所は202人、自宅療養は1884人、入院などの調整中は187人となっている。

 県内の行政機関などが発表した感染者は次の通り。

 ◇富山県警▽富山中央署20代女性警察官1人

 ◇日本郵便北陸支社▽富山西郵便局員1人

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