学校再編の計画に対し意見を述べる参加者=富山市婦中ふれあい館

 富山市の小中学校再編に向けた婦中地域の説明会は17日、婦中ふれあい館で開かれ、朝日、古里、音川の3小学校を対象とした再編計画に反対意見が相次いだ。小規模であることを生かし特色ある教育を行う小規模特認校の朝日小関係者からは、適正規模を重視した計画に「納得がいかない」との声も上がった。

 朝日小は2017年に特認校に指定され、通学区域外からの入学が認められている。

 同校に校区外から通う児童の保護者女性は「指定からたった数年で、なぜ小規模校を再編する考えに変わるのか」とただした。別の保護者女性は「小規模校だからこそ子どもがのびのび通えている。なくしてほしくない」と要望。一律に適正規模校を目指す計画に疑問を呈し「子どもにとって学校の選択肢があるのは大事なことだ」と述べた。

 市教委側は小規模特認校の廃止を決めたわけではないとし「再編のあり方について各地域の実情を踏まえてしっかり議論していきたい」と説明した。

 朝日自治振興会の役員男性は、市教委が学校再編と地域の衰退を結び付けないとしたのに対し「学校がなくなるのは大変なことだ」と強調し、朝日小の児童数が徐々に増えていることを考慮するよう訴えた。

 古里、音川小校区の住民からも存続を求める意見や通学などを心配する声が聞かれた。

 市教委側は、婦中地域では児童が増加している学校と減少している学校に二極化していると説明。今後は全体的に減少していくとの見通しを示した。

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