魚津市の魚津水族館で22日、全身が白いベニズワイガニの展示が始まった。水族館によると、北海道や鳥取で同様の個体の確認はあるものの、水族館では初展示となり、来館者が物珍しい個体に見入った。

 白いカニは甲羅幅9・5センチで、重さ300グラム。2月28日に富山県水産研究所が実施した調査の際に水深約千メートルで捕獲され、水族館に運び込まれた。水族館によると、甲羅や足の関節部分に朱色が残っていることから、体内の色素が欠如する「アルビノ」ではなく、遺伝子的に色素が薄い固体と推測されるという。

 22日からは通常のベニズワイガニと一緒の水槽で展示され、来館者が眺めたり写真を撮ったりして楽しんだ。飼育員の木村知晴さん(33)は「色の違いを見比べて楽しむのはもちろん、生物の神秘を感じてもらいたい」と話した。

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