転落の可能性のある場所にロープを結ぶ参加者=入善町横山

 富山県の春の農業用水路転落事故防止強化期間が20日始まり、県内各地で危険箇所の一斉点検が行われた。各地の土地改良区や地元関係者が用水路を見て回りながら応急対策を施し、事故防止に努めた。

 入善町横山では、入善土地改良区の代表者と県や町の職員、地元住民の計10人が公共施設に近い用水路周辺580メートルを歩き、転落防止柵の設置状況や破損具合、水路に隣接する道路の危険などを確認した。柵に隙間があるなど転落の可能性がある場所にはロープを結び付けたり、注意喚起の看板を取り付けたりした。

 今後、5月20日までの春の強化期間中に合わせ、県内の土地改良区67団体が点検を実施する。

 県によると、県内で昨年度発生した用水路の転落死亡事故は2月末時点で17件、3月は速報値で5件と多発しており、大半が65歳以上の高齢者となる。県の担当者は「この時期は水量も増えるので、自分は大丈夫と思わず注意してほしい」と呼び掛けた。

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