富山県は22日、県内の10歳未満から90歳以上の男女132人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの新規感染者としては過去2番目の多さに並び、100人を超えるのは昨年8月25日以来となる。クラスター(感染者集団)3件が確認された。22日、県庁で会見した太田浩男県理事・厚生部次長は県内全域に市中感染が広がっているとし、今後、一日の感染者が過去最多の147人を超えるのは「ほぼ確実」との見方を示した。

 県東部の児童福祉施設と、県西部の学校の学生寮、県西部の別の学校の部活動でそれぞれ19人、7人、5人の感染が確認され、県は61~63例目のクラスターに認定した。

 児童福祉施設の感染者は、入所児15人と職員4人でいずれも軽症か無症状。子どもは全員が黒部市在住の10歳未満、職員は魚津、黒部、入善の30~40代女性。感染者以外の入所児33人と職員13人は陰性だった。黒部市によると、21日に市が「子ども10人以上感染」と発表した保育施設と同一で、現在は休所している。

 学生寮の7人は、いずれも砺波市の男性で、20代6人、10代1人の全員が軽症。感染者以外の寮生と職員、接点のあった生徒ら計21人は陰性だった。

 部活動の感染者は、生徒3人と顧問1人、練習に参加していた別の学校の児童1人で、全員が男性。生徒は高岡市3人、南砺市1人で10代、顧問は高岡市の20代。いずれも軽症。児童は黒部市の10歳未満で無症状。他の部員や練習参加児童、コーチら23人の検査を進めている。

 22日発表の新規感染者は、10歳未満22人、10代26人、20代33人、30代と40代が各15人、50代、60代各8人、70代1人、80代と90歳以上がそれぞれ2人。軽症107人、無症状22人で、黒部市の20代男性と30代女性、富山市の90歳以上の男性が肺炎などの中等症。

 市町村別では、富山市が56人と最も多く、黒部市23人、高岡市21人と続いた。射水、砺波市各9人、氷見、南砺、魚津、立山の4市町が各2人、小矢部、滑川、入善、朝日の4市町が各1人。東京都2人だった。

 県内の感染者は累計5464人。入院中114人、宿泊療養中161人、163人が自宅療養などとなっている。重症者はいない。

 太田県理事・厚生部次長は会見で、感染力が強いとされる新変異株「オミクロン株」への注意を改めて呼び掛けた。

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