富山県は17日、県内で新たに20人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち3人は県東部の学校の生徒で、既に同じクラスの生徒4人も感染しており、県は県内59例目のクラスター(感染者集団)に認定した。学校の教室でのクラスターは県内初となる。

 県によると、クラスターの感染者7人はいずれも滑川市在住の10代男女で、軽症6人、無症状1人。通学に公共交通機関は利用していない。クラス内外の生徒29人と担任ら教員13人を検査し、40人が陰性、生徒2人が結果待ち。感染者は全員同じクラスで、この教室は当面、学級閉鎖とする。

 会見した太田浩男県理事・厚生部次長は、学校では感染対策を行い、教室内も密な状態はなく、感染が広がった経緯は分からないと説明した。感染力が強いとされる新変異株「オミクロン株」が県内で広がっているとし、対策の徹底をあらためて呼び掛けた。

 このほかの新規感染者は富山市9人、高岡市6人、立山、上市町各1人で、年代別では20、30代が各5人と最多。軽症12人、無症状5人となっている。感染経路不明は4人だった。

 県内の感染者は累計5118人で、入院中は63人、宿泊療養中は111人。33人が自宅療養などとなっている。重症者はいない。

 ●県も10日間に短縮 濃厚接触者の待機期間

 国が感染者の濃厚接触者の待機期間を14日間から10日間に短縮したことに伴い、富山県も14日から、県内の濃厚接触者の待機期間を10日間に短縮した。警察や保育、介護職員など社会機能維持に必要な「エッセンシャルワーカー」に限り、最短で待機6日目の検査で陰性なら解除できる。

 県は17日、1月3~15日に感染が分かった県内の患者203人について、151人がワクチンを2回接種済みで、50人が未接種だったと発表した。1回のみが2人だった。

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