雪道をノロノロ運転で走る車=14日午前7時半、富山市堀川小泉町

 12日から富山県内で続いた大雪の影響で13日夜~14日朝にかけ、国道の立ち往生や倒木による鉄路の運休などが相次ぎ、交通網が混乱した。富山、石川県境の国道8号、国道359号で起きた立ち往生は複数の車両が坂道で動けなくなったことが原因で、ノーマルタイヤの車が目立った。富山県などは冬タイヤの装着などを強く呼び掛けている。

 13日午後7時半ごろ、小矢部市桜町の国道8号上り線で大型トラックを含む複数の車両が坂道を上れなくなり、渋滞が発生した。車両が撤去され、同11時半ごろから解消されたが、渋滞は深夜まで続いた。

 倒木も相次いだ。14日午前7時47分ごろ、富山地方鉄道立山線の本宮―立山駅間で、スギの木が倒れ、架線に接触しているのを運転士が見つけた。この影響で岩峅寺―立山駅間で列車19本が区間運休し、約100人に影響した。スギは約4時間半後に撤去された。

 北陸電力送配電によると、黒部市福平の10戸ほどで停電が発生し、約8時間後に復旧した。雪の重みで樹木が電線に接触したため。

 JR高山線は富山と名古屋を結ぶ特急「ワイドビューひだ」の上下8本が富山―高山駅間で区間運休となり約400人に影響した。

 富山空港発着便は14日午前7時10分富山発東京行き第1便を欠航した。県警によると、14日午後4時までの24時間に起きたスリップ事故は81件で、1人が軽傷を負った。

 14日の富山県内は強い冬型の気圧配置で雪が降り、夜からは曇りとなった。午後8時現在の積雪は富山市猪谷109センチ、富山市中心部40センチ、砺波市31センチ、高岡市伏木26センチなどとなっている。

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