尾長氏の独創的な作品に見入る来場者=14日午前10時10分、富山市の富山県水墨美術館

 富山県水墨美術館の「ひらけ墨画ワールド・・子どもたちとともに―尾長良範・筆あとから」(同館、北國新聞社・富山新聞社など主催)は14日、富山市の同館で始まった。氷見市出身で武蔵野美大主任教授の尾長良範氏(60)による、従来の古典的な水墨表現を打ち破る作品約20点が来場者を魅了した。

 同展には、尾長氏の1980年代から現在までの作品を展示。86年の『wednesday』は、花鳥風月ではなく身近な生活から題材を探して描いてる。

 2000年以降の『zone』では逆に松や月などの古典的なモチーフに独自のアプローチで挑んでいる。近作では、また日常生活の中からモチーフを探して色彩を効果的に使っており、絵画表現の変遷が見て取れる。

 開場式には横田美香副知事、尾長氏、温井伸北國新聞社社長らが出席した。

 同展は3月6日まで。

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