鉄腕アトムのアニメの資料などが並んだ会場=東京・豊島区のトキワ荘マンガミュージアム

藤子さんらが手掛けたアニメ回の絵コンテ(手前)

  ●藤子さんら手掛けたアニメ絵コンテ展示

 戦後日本を代表する漫画家が若き日に暮らした東京都豊島区のアパート「トキワ荘」を復元した「マンガミュージアム」は18日、特別企画展「鉄腕アトム―国産初の30分テレビアニメシリーズ―」を始める。アトムを生み出した手塚治虫さんのアニメにかける思いを紹介し、藤子不二雄Ⓐさん(氷見市出身、元富山新聞記者)や藤子・F・不二雄さん(高岡市出身)らが手掛けたアニメの絵コンテなど貴重な資料を公開する。

 展示では「鉄腕アトム」のアニメ制作をテーマに、手塚さんが発案した制作手法を解説する。Ⓐさんらトキワ荘ゆかりの人気漫画家で設立したアニメ制作会社「スタジオ・ゼロ」が作った、鉄腕アトム第1作第34話「ミドロが沼の巻」の絵コンテが展示される。

 第34話は、ファンの間で人気漫画家が手掛けた「幻の回」として知られる。17日に同所で行われた記者会見で、手塚プロダクションの松谷孝征社長は「個性が豊かな人たちばっかりだから、みんな違うアトムになってしまった」と振り返った。

 会場にはアフレコ台本や16ミリフィルム、セル画が並び、アニメ第1話の映像も放映される。展示は来年4月10日まで。

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