作品への思いを語る清水監督=都内(2022「牛首村」製作委員会提供)

 富山県内で心霊スポットとして知られる魚津市の廃屋、通称「坪野鉱泉」を舞台としたホラー映画「牛首村」の清水崇監督は8日、来年2月の全国公開を前にオンラインで富山新聞社のインタビューに応じた。日本のホラーの第一人者と呼ばれる清水監督だが「実は中学生までは怖がりだった」と告白し、「ホラーが苦手な人も楽しめる内容になっている」と語った。

 作品は清水監督が手掛ける「恐怖の村」シリーズの第3弾。心霊動画に映った自分そっくりの女子高生を見た主人公が、撮影地である坪野鉱泉へ向かい、不可解な出来事に翻弄(ほんろう)されるストーリーとなっている。坪野鉱泉のほか、高岡市や加賀市がロケ地となった。

 国内有数の心霊スポットとして知られる坪野鉱泉について「にぎやかだった時代を経て心霊スポットとして放置されている皮肉さを感じた」と話した。

 映画では「双子」や「牛の首」が物語のキーポイントになる。白山市白峰地区(旧牛首村)や、蚕2匹が一つの繭を作る「玉繭」から糸を紡ぐ白峰の「牛首紬」の存在を知っていたとし、「ぎりぎりまで脚本に使えないか考えた」と振り返った。

 映画初出演となる主演のモデルKōki,(コウキ)さんについては「普通の10代にはないストイックさが垣間見えた。見事に演じてくれた」と称賛した。

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