大雨で通行止めとなった国道41号=8日午後3時10分、富山市片掛

通行止め解除を待つ車で一時満車となった道の駅の駐車場=8日午後3時半、富山市片掛

 8日の富山県内は、上空に寒気が流れ込んだ影響で大気の状態が不安定となり雨が降り続いた。富山市猪谷では午後8時までの24時間降水量が115・5ミリに達し、12月の観測史上最多となった。雨の影響で国道41号の同市猪谷―片掛区間(約1・6キロ)が昼過ぎから7時間近く通行止めとなり、近くの道の駅「細入」駐車場は解除を待つ車で一時混雑した。富山地方気象台は富山市に大雨警報を出し、土砂災害などに注意を呼び掛けた。

 同気象台によると、6日午後7時の降り始めから8日午後4時までの降水量は猪谷121・5ミリ、大山81ミリ、八尾71ミリに達した。大山、八尾、秋ケ島(富山空港)でも12月の観測史上最多を更新する降水があった。

 岐阜県境に近い富山市の国道41号猪谷―片掛区間では、8日午前3時からの降水量が規制値の120ミリを超えたため、富山河川国道事務所が午後1時50分から同8時半まで通行止めとした。降水量が規制値を超え、同区間が通行止めとなったのは2019年10月以来。

  ●迂回路で土砂崩れ

 さらに、8日午前11時ごろ、同市片掛の市道の斜面で小規模の土砂崩れが起き、道がふさがれているのが見つかった。この市道は通行止め区間を迂回できる唯一の道だったため、約5時間後に土砂が撤去されるまで、車両が岐阜と富山を行き来することができなくなった。

 この影響で、同市片掛の道の駅「細入」には、足止めをくらったトラックや乗用車が押し寄せ、駐車場が一時満車となった。横浜市に向かっていたトラック運転手松本浩幸さん(53)=石川県志賀町=は道幅の狭い市道は通行できないといい、「翌朝までに到着しなければならない。早く通行止めが解除になってもらわないと困る」と嘆いた。

 富山地方気象台によると、9日の県内は高気圧に覆われるが、湿った空気の影響を受け、曇りで明け方まで雨の降る所がある。昼前から晴れる見通し。午後6時までの24時間降水量はいずれも多い所で県東部20ミリ、県西部15ミリを予想する。

  ●JRや県営渡船乱れ

 JR西日本は8日、滋賀県内の強風のため、金沢・和倉温泉―大阪間の特急「サンダーバード」の上下線16本を米原経由に変更して運転した。最大44分の遅れが生じ、約2400人に影響した。

 射水市の越の潟と堀岡を結ぶ富山県営渡船は同日、荒天のため、午前6時44分堀岡発の始発から欠航し、一時運航を再開したが、再び、午後4時37分越ノ潟発便から欠航となった。タクシーで代替輸送を行った。

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