新たな雪囲いを設置した拝殿=小矢部市の埴生護国八幡宮

 小矢部市の埴生護国八幡宮は、初詣の参拝通路となる社殿の雪囲いに新手法を導入した。木製パネルと防水用シートを組み合わせ、拝殿(国重要文化財)の屋根のカーブが一層優美に映える外観となり、設置や撤去作業の省力化も図った。

 社殿の周囲約109メートルのうち、拝殿は一部のみ木製パネルを使用し、残りは防水用シートと併用した。本殿や釣殿(つりでん)、幣殿(へいでん)はそれぞれの寸法に合わせて防水用シートを取り付けた。

 地元工務店や住民ら約30人が10月下旬から作業を進めた。クリーム色のシートを使用し、外光が差し込むと社殿内部が神々しい雰囲気に包まれる。

 昨年までは木製パネルのみで雪囲いを設置していたが、本殿周辺は高さ最大約5メートルに達し、作業者の安全確保が課題だった。職藝学院の上野幸夫教授の提案を基に新方式を導入した。

 埴生雅章宮司は「予想以上に美しく仕上がった。初詣に訪れた人に新たな姿を見てほしい」と話した。

 八幡宮は初詣期間を25日~来年1月31日とし、12月31日を除いて祈祷(きとう)の受け付けや縁起物の頒布などを行う。

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