富山県が新型コロナウイルスの感染「第6波」に備え、コロナ患者向けの病床数の拡充を検討していることが22日、分かった。患者の受け入れに協力している県内の病院と協議を進めており、25日に開く対策協議会で病床確保計画を見直す考えだ。

 現在の計画は、入院者数に応じて病床確保数を「フェーズ」で区切り、最高の「フェーズ4」で最大536床(うち重症者分36床)を確保することとなっている。県によると、岸田文雄首相は第6波に向け、第5波の最大入院者数から3割以上の病床を確保するよう各都道府県に求めている。

 県内では第5波の際、最大で264人が入院した。現行の計画では「フェーズ3」でも442床確保することとなっており、病床数は十分確保できる見通しだが、より充実した医療提供体制の構築を図る。

 22日の県議会厚生環境委員会で、県側は各病院に第5波での受け入れ実績を踏まえ、さらなる病床の確保を要請していると説明した。「フェーズ4」では一般医療が相当程度制限される可能性があり、救急医療以外の診療の延期なども想定されるため、フェーズの引き上げは慎重に検討する考えも示した。火爪弘子県議(共産)に答えた。

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