職員による不祥事を説明し、頭を下げるはくさん信金の沖田専務理事(右)と小林執行役員=金沢市内

 北陸銀行(富山市)と、はくさん信用金庫(金沢市)は22日、業務中に現金を着服したとして、それぞれ50代の職員を懲戒解雇処分にしたと発表した。北陸銀の金沢市内にある営業店の女性パート従業員は今年9月までの2年2カ月の間に現金計110万円を、はくさん信金の男性職員は今年6~9月にかけ計132万5千円を横領した。いずれも着服を認めており、弁済した。

  内部調査で発覚

 北陸銀によると、女性の横領行為は内部調査で発覚した。紙幣や硬貨を数える機械から複数回にわたって110万円を着服。現金は生活費などに充てた。

 同行は今後の対応を警察と相談して決め、関係者を処分する方針で「信頼回復と再発防止に向けて取り組む」とのコメントを出した。

  定期積金の掛け金

 はくさん信金の男性は小松東支店に勤務しており、顧客28人から集金した定期積金の掛け金を66回にわたって横領。男性は「趣味の品物の購入に充てた」と説明している。

 男性は掛け金をすぐに入金せずに着服し、別の客から集めた掛け金での穴埋めを繰り返していた。着服額は計132万5千円で、私的流用は11万円だった。

 はくさん信金の沖田清二専務理事と小林清利執行役員は22日、金沢市内で会見し、陳謝した。沖田専務理事は「管理体制を強化し、信頼回復に努める」と述べた。男性が弁済しているとして刑事告訴はせず、役員を含めた関係者を処分する。

無断転載・複製を禁じます