会長に就任した光利氏(左)と社長に就いた英利氏(澁谷工業提供)

 澁谷工業(金沢市)は21日、澁谷弘利社長の死去に伴い、長男の光利副社長(56)が会長に、次男の英利副社長(55)が社長にそれぞれ就任する同日付人事を発表した。代表権は2人が持つ。兄弟による「二頭体制」で売上高1千億円企業の経営のかじ取りを担う。

 光利氏は1990年に日本長期信用銀行に入り、92年に澁谷工業入社。2020年7月に専務・プラント生産統轄本部長、21年9月に副社長に就いた。グループ会社シブヤパッケージングシステム(金沢市)の社長も務める。青山学院大経営学部卒。

 英利氏は1989年に丸紅に入社し、92年に澁谷工業に入った。2020年7月に専務・プラント営業統轄本部長、21年9月に副社長に就いた。米国子会社シブヤホップマンコーポレーションの最高経営責任者(CEO)を兼務する。中央大商学部卒。

 2人は同時期に専務に昇格し、いずれも今年9月に代表権を持つ副社長に就いていた。光利氏が生産、英利氏が営業を統括する立場だった。

 同社の副社長は2人を含め、久保尚義氏(80)と中俊明氏(74)の4人。弘利氏の後継を巡っては「どちらかが社長に就くと、代表権のある副社長が1人残り、会社としてバランスが悪い」(同社幹部)との判断から、それぞれ会長、社長に就くことになったという。

 弘利氏が務めていた再生医療システム本部長の後任には中副社長が就任する。河村孝志常務は専務に就く。

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