彩り豊かな海鮮丼に笑顔を見せる来店客=富山市水橋辻ケ堂

富山湾の魚が泳ぐ水槽

 富山市水橋辻ケ堂の水橋漁港そばで20日、地元の漁師が運営する「水橋食堂 漁夫(ぎょふ)」が開店した。空き家状態だった地元漁協の建物を活用した店には、開店前から大勢の人が詰め掛けた。昼時には長い行列ができ、来店客が富山湾の海の幸を生かした彩り豊かな料理を味わった。

 水橋地域の漁師らでつくる合同会社遊水会(ゆうすいかい)が、十数年使われていなかった旧とやま市漁協水橋支所を漁協から借りて改装。漁師こだわりのメニューをはじめ、市場に出回りにくい魚を積極的に提供し、低迷する魚価の向上も目指す。

 タチウオやマダイ、シイラなどを使ったひつまぶし御膳(ごぜん)や鍋、パフェのように盛り付けられた海鮮丼などが提供され、「盛り付けがきれい」「新鮮でおいしい」と来店客の評価は上々だった。

 店内のモニターには漁業に関心を持ってもらうことを狙いに、定置網漁の様子を収めた動画が流された。富山湾の魚が泳ぐ観賞用の水槽も設置され、興味深く眺める人の姿もあった。

 遊水会は店内での漁のPR活動を通じ、漁業の担い手確保にもつなげたい考え。料理教室やビアガーデンの開催なども計画し、店を地域の交流拠点として発信していく。

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