2車線化された林道有峰線の小見区間=富山市有峰村川谷割

 富山市の林道有峰線「小見(おみ)区間」(12・8キロ)の2車線化工事完成記念式典は17日、富山市有峰村川谷割(むらかわだにわり)の宿泊施設「有峰ハウス」駐車場で行われた。関係者約30人が1975(昭和50)年度の着工から46年を要した拡幅改良工事の完成を祝い、雄大な自然を堪能できる有峰の観光需要拡大に期待を寄せた。

 新田八朗知事が式辞で「道路の安全性が高まり、アクセス時間が短縮された。利用者増加に期待できる」と2車線化の利点を強調。堂故茂参院議員と五十嵐務県議会議長が祝辞を贈り、地元の関係者らが加わってテープカットした。

 林道有峰線は薬師岳の麓や有峰ダムを通る総延長約93キロの有料道路で、富山市と岐阜県飛騨市を結ぶ。小見区間は亀谷(かめがい)連絡所から有峰湖に至る経路で、交通量が最も多い区間となる。

 2車線化工事は、国が75年に小見、折立、東谷の3区間計22・2キロで着手し、2008年度から富山県が事業を継承し整備を進めてきた。折立(3・4キロ)と東谷(6キロ)両区間は事業継承前に整備を終え、小見区間は今月6日に完工して全区間2車線で供用を開始した。予定していた工事は全て完了した。

 県によると、2車線化に伴い、小見区間は距離が約1・2キロ短くなったほか、片側相互交通の解消で大幅にアクセス時間が短縮された。大型バスの通行も可能となり、観光客増加も見込まれる。のり面の落石対策工事も行っており、交通の安全性も高まった。

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