浅野川で染料とのりを洗い流す児童=14日午前10時50分、金沢市東山1丁目

 加賀友禅の技法を使った卒業証書の台紙を作っている金沢市森山町小の6年生48人は14日、秋晴れの空の下、同市東山1丁目の浅野川で「友禅流し」を行った。

 「笑顔」「真剣」などの文字と6年間の思い出を描いた作品が川面を彩った。児童は水の冷たさに歓声を上げ、川に浮かべた布地をたわしでこすって余分な染料やのりを洗い流した。

 「全力」としたためた藤本光君(12)は「意外と上手にできた。完成が楽しみ」と笑顔を見せた。

 子どもたちは加賀友禅作家の平野利明さん(59)=白山市=らの指導を受け、1学期から下絵やのり置き、彩色に取り組んできた。作品は乾燥させて表紙に加工し、来年3月18日の卒業式で児童に手渡す。

 14日の石川県内は高気圧に覆われ、爽やかな青空が広がった。正午までの最高気温は金沢24・4度、輪島23・1度と、10月上旬並みだった。

 金沢地方気象台によると、15日は気圧の谷や湿った空気の影響を受け、昼すぎから曇りとなる見込み。

無断転載・複製を禁じます