被爆者健康手帳の交付を求め、広島市に集団申請する「黒い雨」の被害者ら=11日午前、広島市

 広島原爆の「黒い雨」を巡る訴訟で勝訴した原告らが被爆者健康手帳を取得し、政府が原告以外の被害者も救済する方針を示していることを受け、広島市在住の被害者が11日、市に手帳交付を求めて集団申請した。申請会場には黒い雨の被害に遭ったとする高齢者100人以上が集まった。

 被爆者認定の対象を拡大するには従来の基準を改定する必要があるが、厚労省と広島県、市の協議は難航している。県と市は遅くとも来年度当初には新制度を開始するよう求めている。

 広島市内の申請会場では、被害者が黒い雨を浴びたり見たりした当時の体験や、家族構成などを記入した書類を1人ずつ市職員に提出した。

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