石川県は27日から、新型コロナワクチン大規模接種センターの19~39歳の年齢制限を撤廃し、12歳以上なら接種できるようにする。直近のセンターの予約率が低調で、各市町から年齢制限の撤廃を求める声が上がっていた。1週間の接種枠1万1200回は維持する。25日午前9時から予約の受け付けを始める。

 金沢市の県産業展示館4号館に6月に開設したセンターでは当初、市町で予約が取れない19~22歳に絞って接種していたが、国からの米モデルナ製ワクチンの供給が増加したため徐々に対象を拡大し、今月12日以降は19~39歳としていた。

 センターの予約率は、9月上旬まではほぼ100%で推移していたが、19~25日の予約率は約3割、26日~10月2日は約1割にとどまっていた。県は、若年層も市町で予約が取れるようになり、若年層の接種を進めるセンターの役割を一定程度果たしたと判断し、対象を全年齢に広げることを決めた。

 谷本正憲知事は22日の県議会9月定例会予算委で「予約状況を踏まえて近いうちに判断する」と答弁していた。

 接種枠は当面維持するが、予約率を見て調整する。予約キャンセルなどで余る残薬の接種を希望していた約200人については、通常予約に切り替えてもらう。

 15日時点の県全体の接種率は1回目接種率は68・1%(69万7056人)、2回目接種率は57・4%(58万7473人)となっている。

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