昆布だしを使用したビール。フルーティーな香りと昆布のうまみですっきりとした味わいが楽しめる=高岡市小馬出町

 高岡市にある昆布締め専門店と氷見市のクラフトビール醸造所がタッグを組み、昆布だしを使ったオリジナルビールを完成させた。「昆布にビール」という意外な組み合わせだが、昆布だしを加えることでフルーティーな香りが引き立ち、昆布のうまみでよりすっきりとした味わいが楽しめるという。10月1日から提供を始め、新しい地ビールとして発信していく。

 オリジナルビールをつくったのは、高岡市小馬出町で昆布締め料理を扱う「クラフタン」と、氷見市比美町のクラフトビール醸造所兼カフェ「ブルーミン」。昆布を使ったビールの商品化を目指してきたクラフタンのオーナー竹中志光さん(47)が、ブルーミンの関係者から協力を得ながら開発を進めてきた。

 オリジナルビールは、香り高く柔らかい酸味が特徴のベルジャン酵母を使用。水と麦芽に昆布だしを混ぜた後、酵母を使って発酵、熟成させてから再び昆布だしを入れて深みを引き出した。酵母の名前と昆布締めから「B〆(ビージメ)」と命名した。

 クラフタンでは、ブルーミンなど県内で製造したクラフトビールをそろえ、県産食材を使った昆布締め料理とともに提供している。新型コロナウイルスの影響で現在は休業中だが、営業を再開する10月1日から数量限定で1杯1千円で提供を始める。

 竹中さんは「すっきりとして、爽やかな味に仕上がった。暗い話題が多い中、ビールを味わって前向きな気持ちになってほしい」と話した。

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