元気にボウリングを続ける中林さん=富山市内のボウリング場

 家族、仲間に励まされ 「生涯投げ続けたい」

 日本ボウリング場協会が競技愛好者を年齢ごとにまとめた「全国長寿ボウラー番付」で、富山市上袋の中林和子さん(87)が3年連続で「大関」に名を連ねた。約20年前にボウリングを始めて以来、精力的に練習やコンペ参加を続け、今年2月にも1ゲーム204点のスコアを記録。中林さんは88歳から認定される「横綱」への昇進を目指し、「健康である限り、生涯投げ続けたい」と意欲を新たにしている。

 番付は協会が1996年から毎年まとめている。月1回以上ボウリングを楽しむ高齢者を対象として、男性は80歳以上、女性は75歳以上、夫婦は計150歳以上が番付入りする。女性は83、84歳で関脇、85~87歳で大関、88歳以上で横綱に認定される。

 中林さんは健康上の理由で趣味のウオーキングが難しくなったのを機に、68歳で本格的にボウリングを始めた。週2回、富山市の立山グランドボウルに1人で練習に通い、上達するにつれて「ストライクを取れるとスカッとする」と楽しさを実感。2年後に初参加したコンペで好記録を出し、ますますのめり込んだ。

 毎週のようにコンペに出場するうち、競技仲間ができ、楽しさが増した。「友達が褒めてくれると前向きな気持ちになれるし、結果が悪くても次は頑張ろうと思える」と話す。2019年に大関に上がってからも意欲は衰えず、「継続が大切」とコロナ禍(か)でも腕を磨き続けてきた。

 最初にボウリングを勧めてくれた次男款(まこと)さん(59)の存在も、競技を続ける原動力だ。富山県外在住の款さんが帰省すると一緒にボウリング場に行き、コンペに出場するたび結果を伝えて助言を受ける。横綱昇進を応援してくれているといい「励ましとアドバイスのおかげでここまで続けてこられた」と感謝する。

 中林さんは今年に入り、歩く時につえを使うようになった。それでも「10歩ほど歩ければボウリングはできる。投げた後は腰掛けて休めるし」と前向きに笑う。県内では不在の女性横綱を見据え「ここまで来たらなりたい。けがをしないように継続していけたらと思う」と意気込んだ。

 男性で見上さん横綱

 今年度の番付には県内から男性19人、女性19人、夫婦1組が入り、男性で最高齢の見上健二さん(90)が横綱に認定された。

無断転載・複製を禁じます