昨年8月、高岡市石瀬のアパートで知人女性の首を絞めて殺害したとして、殺人罪に問われた無職福冨将史(まさひと)被告(44)=射水市あおば台=の裁判員裁判の判決公判は17日、富山地裁であり、細野高広裁判長は「強固な殺意があった」と非難し、懲役17年(求刑・同18年)を言い渡した。

 細野裁判長は判決理由で、被告が数分間にわたって強い力で女性の首を締め続けた上、水を張った浴槽に沈めたとし「確実に殺害する行動に出ており、殺意は相当強固なものだった」と強く非難した。

 女性に睡眠薬を飲ませたことについては「効果を確かめるため」とする弁護側の主張を「不自然で信用できない」と切り捨て、睡眠薬を飲ませた時から殺害を考えていたと判断。女性が眠った時に犯行に及ばなかったことなどを踏まえ「計画性は否定できないとしても、程度は相当低い」とした。

 動機については、女性との不倫関係を解消するために犯行に及んだとし「自己中心的で短絡的な犯行だ」と断じた。

 判決を受け、代理人の弁護士は「本人と話し合った上で控訴するかどうか検討する」と述べた。

 判決によると、被告は20年8月15日午後6時40分~同7時35分ごろ、会社員清水史子(あやこ)さん=当時(47)=の首をひもで締め付け、窒息死させた。

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