富山県は15日、県内で新たに20代から90歳以上の男女22人が新型コロナウイルスに感染し、入院患者2人が死亡したと発表した。新規感染者が20人を上回るのは11日の22人以来。富山市の介護老人福祉施設で11人の感染が判明し、市は県内56例目、市内36例目のクラスター(感染者集団)に認定した。

 県によると、累計の死者数は48人、感染者数は4712人。亡くなった患者2人は県内の病院に入院中で、うち1人は重症だった。

 クラスターが発生した施設では、15日までに入所者10人と職員1人の感染が確認された。全員が軽症で入院している。感染者11人のうち、入所者7人と職員1人はワクチンを2回接種後に陽性となる「ブレークスルー感染」だった。

 市によると、感染した入所者10人は同じフロアで生活していた。共用スペースの食堂などで感染が広がったとみられる。市は今後、他のフロアの入所者らを対象にPCR検査を実施する予定。

 新規感染者22人は富山市が最多の17人、砺波市が3人、射水市が2人。年代別では20代、30代、80代、90歳以上がそれぞれ4人で、50代と60代が各2人、40代と70代が各1人。中等症が3人、軽症が19人だった。4人は既に感染していた家族の濃厚接触者で、感染経路不明者は18人となった。

 治療中の患者186人のうち、入院中が98人(前日比6人減)で、うち重症は5人(同3人減)。宿泊療養施設入所者は11人(同7人減)、自宅療養や入院調整中は77人(同44人減)となった。

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