富山市保健所は14日、市内の医療機関が8月29日午後に実施した新型コロナウイルスのワクチン接種で、6人に不十分な濃度のワクチンを接種した可能性があると発表した。医療機関の確認不足が原因。保健所は6人を特定できていないが、今回の誤接種で健康被害が生じることはないとしている。

 誤接種の可能性があるのは、この医療機関で2回目接種を受けた219人のうちの6人。接種後に6人分のワクチンの入ったバイアル(瓶)が1本残っていた。通常、ワクチンは生理食塩水で適正な濃度に薄めて注射されるが、6人には極めて濃度の薄いワクチンが注射されたとみられる。

 保健所は誤接種を受けた可能性のある6人は、十分な抗体が獲得できない可能性があると説明。医療機関は今後、希望者に抗体検査を行い、抗体が不十分な人には追加のワクチン接種を検討している。

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