「日本海民謡紀行」の舞台で踊る豊橋さん(右)=2020年11月8日、富山市婦中ふれあい館

 民謡歌手の長岡すみ子さんが会主を務める「長岡すみ子の会」と、北海道・釧根(せんこん)地方の民謡関係者が一堂に会する「富山・釧根文化交流民謡まつり」(富山新聞社後援)が来年7月9日、釧路市で開かれることになった。富山県と北海道は江戸時代から文化的なつながりがあり、釧根地方には富山ゆかりの人々が多く住む。「交流まつり」を通じ、互いの民謡文化の継承と発展を図る。

 「交流まつり」に参加するのは長岡すみ子の会のほか、釧根地方から釧路地区連、根室旧旭声会、新若柳流柳澄会、釧路越中おわら会。それぞれの会が北海道、富山で伝わる民謡と踊りを披露する。釧路根室県人会、釧路県人会が参加しての交流懇親会も予定しており、今後の地域交流の起爆剤としたい考えだ。

 今回の交流は釧路市に昨年、同市の歯科医豊橋眞成さん(71)が中心となり「釧路おわら会」を発足させたことがきっかけとなった。

 豊橋さんは哀愁に包まれたおわらに心を引かれ、長岡さんからも直接教わり、本格的に活動してきた。昨年11月には、富山市で開かれた「日本海民謡紀行」(本社後援)に出演し、長岡さんの三味線にのり、歌と踊りを披露した。

 豊橋さんらの呼び掛けで、釧根地方の民謡愛好者や富山県人会に、富山との交流への機運が高まり、関係する富山市、黒部市、釧路市、根室市もバックアップして開催が実現することになった。

 長岡さんは「私自身が移住者の多い黒部市出身で、北海道の皆さんと親戚のような気がしている。今から胸が熱くなり、楽しみにしている」と意気込みを話し、交流まつりの成功を期す。

無断転載・複製を禁じます