石川県は5日、県内で新たに新型コロナウイルス感染者73人を確認し、金沢市中央卸売市場でクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。クラスターの発生は通算86例目となる。県内の療養者は931人(前日比28人増)と最多を更新した。

 新たに感染したのは、金沢、白山、小松、加賀、能美、野々市、かほく、津幡、内灘、志賀、宝達志水の各市町と県外在住の10歳未満~80代の男女。

 新規感染者のうち、金沢、かほく、津幡、内灘の30代~80代の男女10人は、金沢市中央卸売市場で店舗を構える複数事業者の従業員と、同居者。既に公表済みの従業員と接触者の16人と合わせて感染者が26人となり、県は、職場12例目のクラスターが発生したと認定した。市場内の休憩室や喫煙室で感染が広がったとみられる。

 県によると、場内の各事業所ではマスクの着用などの対策を講じていたが、休憩室や喫煙室で従業員がマスクを外して喫煙したり、飲み物を飲みながら会話を交わす場面があり、県は休憩室や喫煙室で感染が広がったとの認識を示している。

 このほか、既に公表されている感染者の濃厚接触者または接触者が34人で、残る29人の感染経路が分かっていない。

 県内では5日午前10時までに、657件の検査結果が報告された。

 県内の療養者931人のうち、重症者は前日と同じ8人となっている。療養状況では自宅療養が260人(前日比4人減)と最も多く、入院が241人(同6人増)、宿泊療養が142人(同8人減)などとなっている。

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